10月1日、今年度の第三回定例市議会、各会派による代表質問が行われました。今回は私が自民党議員会を代表して質問に立たせていただきました。
9月6日の北海道胆振東部地震により、札幌も清田区里塚地区の液状化による被害をはじめ多くの方が被災され、また風評被害による観光客の減少など経済的にも大きな痛手を受けました。今後は災害からの復旧と避難生活者等への支援について、応急的な対策をはじめ、今後の生活に対する支援や少しでも精神的不安を解消するためのいち早い対策が必要です。さらには今回の災害を教訓とし、今後の災害対策・対応の強化につなげていかなければなりません。
代表質問では、市長から避難所の環境について「寒さ対策の充実」、「備蓄食料の質の向上」、「衛生管理の充実」などといったこれまで取り組んできた観点に、今回の停電によって生じた課題も加え、一層の改善につとめることや、観光需要の早期回復に向けて、風評被害を払拭するとともに、集客を促進する取組が必要であるとの答弁がありました。
さらに災害対応の担い手でもある建設業については、高齢化が進み、これまで建設業を支えてきた世代の大量離職や、入職希望者の少なさ、入職してもすぐに辞めてしまう人が多いといったことから、入職者の確保と定着が喫緊の課題となっているため、平成31年度中に、建設業の将来にわたる健全な体制維持に資するための活性化プランを策定したいとの答弁がありました。
その他にも盛りだくさんの内容になりました。質問項目は次の通りです。
1 市長の政治姿勢について
(1)都市災害への対応について
①災害対応の充実について ②避難場所の環境改善について ③震災に伴う今後の経済対策と市民生活の安定について ④洪水ハザードマップの改定について
(2)財政と政策決定について
①市長就任後の財政運営について ②政策決定における市長と議会の関わりについて
(3)新たな都市づくりに向けて
①札幌駅交流拠点まちづくりにおける北海道全体の経済活性化のための機能と民間投資の促進について ②都心部の開発誘導への対策について ③連携中枢都市圏構想について
(4)経済活性化と雇用について
①本社機能の移転や拡充に対する優遇措置について ②中小企業の設備投資支援について ③中小企業の経営継続の支援について ④建設業の健全な体制の維持について
(5)スポーツ関連施策について
①冬季オリンピック・パラリンピック招致における2026年招致活動の成果について ②2030年にに向けたIOC、JOCとの連携の維持について ③新琴似市民運動広場について ④硬式野球場の環境改善と麻生、円山球場の改修について
(6)(仮称)町内会に関する条例の検討の進め方について
2 札幌国際芸術祭のあり方について
3 児童虐待防止と子どもの健康支援について
(1)児童虐待の防止について
(2)定期予防接種の再接種について
4 雪対策について
5 札幌市の教育について
(1)札幌市の学校教育に対する教育長の抱負について
(2)特別な教育的支援等が必要な子どもたちへの支援について
(3)子どもたちへの安全対策について
(4)地域の歴史・文化の学びについて